「あなた達、こんなところにきたって事はあたしの獲物になりたいのね」
【種族】
鰐
【能力】
(自身を含めた)周辺の色素を失わせる事
【職業】
無色の森の管理
【所在地】
無色の森
かつて存在が疑問視されていた白い鰐。明確にはUMAでは無いのだが、本人曰く「あたしは人間達に見つかっていないから未確認生命体判定でも良いんじゃない?」との事。
親の母親は日本の普通の鰐で、父親の鰐は海外から未知の方法で入国してきた謎の白い鰐。所謂彼女はハーフであるが、父親の方は彼女が生まれて間もない間になぜか行方が分からなくなってしまったため、彼女は父親が正体不明の謎の白い鰐であった事を母親から告げられる事は無かった。幼少期の頃は普通の鰐と同じ色をしていたものの、成長とともに体色は薄くなり、不可解な事に着ていた服の色も薄くなっていき、最終的には彼女の体から色という色が無くなった。次第に母親は戸惑いを隠せなくなり、子供である彼女を手放し、下水道から去ってしまった。
結果的に何も分からず両親から手放されてしまった彼女だったが、何十年感も過ごしてきた後にふと地上の世界が気になり始めたため
、地上の穴を頑張って探し外に出た…のだが、彼女は数多の「色彩」とたくさん木々に囲まれた光景を目の当たりにした途端眩暈や頭痛を覚えた。頑張って耐えようとするも、カラフルな地上の世界に無色の彼女が馴染めるはずも無く、次第に発狂し、大声を出しながら森中をかなりの速度でかけまわった。
そして、彼女が正気を取り戻した頃、かつて緑色で溢れかえっていた周辺の木々達等は白と灰色と黒で構成されていた…そう、原因は定かでは無いが彼女は「周辺の色素を失わせる」能力を身に着けていたのだった。そして徐々に自身の色が無くなっていったのもすべて無意識的に自分が自分に能力を使っていたからだった…。住み心地が一気に良くなった事を良い事に、結果的に彼女はその森に住み着くようになった。現在はカラフルな色を見ても発作は起こらなくなったが、自身の敷地内(無色の森)には色が無い事を生かし、非常に見つけやすいカラフルな生物を見つけ次第殺害して食べるというのが習慣になっているようだ。
性格はマイペースかつ獰猛。生き物を見つけ次第素早く動き、非常に強い顎の力でかみ砕く。そんな鰐特有の戦闘力をフリィ達の前で遺憾なく発揮するものの、やはりあっさり負けてしまった。食物連鎖の上の方である鰐にとって負ける経験がほぼほぼ無いというのもあり、勝負に負けてしまうと泣き喚くという一面もあったりする。
服装は所謂「和ゴス」を意識しているらしく、獰猛な鰐ではあるが服に色がなくともちゃんとオシャレに気を遣う乙女でもある。