【容姿】艶のある黒髪のボブヘアと、零れ落ちそうに大きな瑠璃色の眸の少女。白い肌は陶器のように滑らかで、頬はほんのりと可憐に色づいている。ぷくりとした愛らしい唇には常に和やか笑みが浮かべられており、知性と可愛らしさを併せ持つ。
立ち居振る舞いは落ち着いており、上品さと優しさが醸されている。
【性格】見た目には可愛くお淑やかであるが、茶目っ気と気の強さを内に隠した少女。田舎の出身なので知識や教養を与えて貰う機会は少なかったが、貪欲にそれらを求めて自ら勉強するなどの積極性を持つ。
姐御肌で周りの人を放っておけない性分。それが行き過ぎてお節介と煙たがられることもしばしば。
マオの幼馴染で恋慕の相手。彼女自身も仄かな想いを寄せていたが、彼の態度から自分は嫌われているのだと思い込んでいた。
けれどめげることなく彼に付き合っていたものの、マオが修行に出ている間に村が襲われて帰らぬ人に。
「あたしが、大好きなマオちゃんのお嫁さんになってあげる」
「喧嘩両成敗、二人とも一緒にごめんなさいしなさい!」
「この村に住んでいる以上、受身でいたらすぐに年老いておばあちゃんになっちゃうよ。……あたしはそんなの嫌なの。たくさんのことを知って、刺激を受けて、そうして生きていきたいの」