聖女キズィアが崇める、全知全能の女神。
幸せになりたいという人々の想いと祈りが空の海の願い星に集まって生まれた神。
万人を幸せにするため、分身である二人の聖者にその方法を模索させ、自身は二人を見守っていた。
さらには自身が安定してこの世に具現する為に人々の祈りと自身を必要とする信仰を集めさせている。
自身が世界に降臨できれば、総ての人間に欲しいものを欲しいだけ与え、豊かで満たされた完璧な世界にできる……
そう考え、二人の聖者が自身を完全な形で降臨させてくれることを待ちわびている。
今は不完全なため、一部の人々にしか幸福を与えることができていない事を、嘆き悲しんでいる。
最終的にキズィアが自身を依代にアトラスを「神降ろしの儀」にて降臨させようとする。
しかし、キズィアの人間に対する憎悪が、アトラスの意思を歪ませてしまい、
アトラスは人間と世界を破滅させ、新たな世界を創ろうと、自身の腕で世界中の空を覆う。
世界から光は消え、神の眷属が地上に降り立ち、世界は混沌に包まれた。
本体である願い星が砕けると、彼女は消える。
彼女や彼女が生み出したもの、干渉した事実さえ消えるため、それに伴ってキズィアとルーナ、2人が関わった全ての事象が消えて無かった事になる。
即ち、元々存在しなかった事になる。
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