Missing thumbりざさんずさんの創作っ子
Missing thumb

アル

「魂を清め癒す白銀の両手」

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プロフィール

フルネーム
Argento=Sirius=Lichtluce
フリガナ
アルジェント=シリウス=リヒトルーチェ
登場作品
【アダマンタイトの見た夢】
年齢
21歳
誕生日
12月12日
性別
血液型
O型(タイプ)
身長
158㎝
体重
割と軽い
出身地
城下町
一人称
二人称
あなた 君 あんた
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【概要】
 ハルモニア王国の城下町に存在するギルド<エトワール・オルドール(秩序の星)>に所属する職員(エージェント)
所属の「課」は<アンデッド課>、「職」は<狩人(ハンター)>。

 <アンデッド課>の中では最年少だが、先輩に負けないアンデッド(特に<吸血鬼(ヴァンパイア)>)への知識と討伐技術に優れる期待の星。
 <癒し手(ヒーラー)>(リザ世界独自のジョブ。回復の得意な白魔導師の上位互換版)である母や、育ての親の医者譲りの治療技術・魔法や薬の知識を駆使しながら、父に教わった一対のダガーを使った近接戦闘の巧みさで「戦う衛生<狩人(ハンター)>」として立ち回る。ダガーの扱いの巧みさや俊敏な動きから、「天翔ける(シリウス)の二つ名を授かっており、周りからも一目置かれている。<マモノ>に別段恨みや敵対意識があるわけではないので、討伐任務の際は、害意ある<マモノ>には私情を挟むことなく立ち向かうが、それ以外の<マモノ>には決して手を出さないどころか争いを避けるために友好的に接する。その姿勢も評価をされており、他の「職」の職員(エージェント)から仕事のサポートを頼まれることも。

 神の遺産である魔法が結晶化した宝石<ミステリアジェム>を宿した特異体質持ちで、「白銀」を宿している。
 能力は「魂を清め癒す白銀(シルバー)の両手」
 触れた生き物の傷や病を癒し、体内に侵入した悪い気も消滅させる治癒特化の能力。ただし、治癒には魔力を消費するためアル本人にも負担がかかる。大きな外傷であればあるほど治癒にかかる消費魔力も激しく、また病に関しては治せないものも存在する。死者蘇生は不可能。

【性格】
 年齢相応に明るく活発、また素直で心優しい好青年。好奇心旺盛で努力家、また勉強熱心なためこの年齢にしては聡明で思慮深い。
 基本的に誰とでも仲良くできるし仲良くしたいと思っている社交的なタイプで、性格が丸いため友人は多い。一方で、お人好しゆえにいじられ体質かつ振り回され体質のため、なかなかの苦労人。何事にも一生懸命で、なかなか諦めない根性の持ち主だが、若さゆえに経験や知識が未熟な部分や理想の高さは否めず、意地や感情に任せて突っ走ることもしばしば。決して無計画なわけではないがどちらかというと行動派。
 常に誠実で礼儀正しく、歳上や立場が上の人にはきちんと敬語で話すため敬語喋りが多いが、歳の近いor歳下の相手にはタメ口。
 普段こそ前向きかつ楽観的で溌剌と振る舞っているが、本当は父が行方不明なことや、母が入院中なことで一緒にいられないことを寂しく思っており、傍にいてくれる誰かを無意識に求めている部分がある。そのため、心を許した歳上に対し、たまに甘えるような仕草や態度を見せることもある。
 
【人間関係・嗜好など】
 本来なら調査対象であり、下手すると討伐対象でもある<吸血鬼(ヴァンパイア)>のアメシストスに何故か強く惹かれており、頻繁に彼の屋敷を訪れては交流している。最初は彼とどう接していいか分からないでいたが、交流するうちに段々と心の距離が縮まっていき、今ではシスに自分の父の影を重ねてすらいるほど心を許している。シスの素っ気ない、または天然交じりの言動に振り回されることも多いが、それでも彼と過ごす時間が楽しくて仕方ないという。

 <厄神(やくじん)>オニキスからは、会うたび軽口を叩かれたりちょっかいを出されるものの、謎めいており自身について語らないシスのことを親切に教えてくれたり、人間である自分のことを何だかんだ心配して世話を焼いてくれるニキを頼りにすることもしばしば。普段は気さくで頼れるニキに親近感を覚えている部分もあるが、ニキの冗談や軽いウソに毎回騙されていると言っても過言ではなく、ニキにとっては格好の「暇つぶし相手」である現状は唯一の不満。

 何を考えているか分かりづらいとして、魔女ネフリティスのことは少々掴み切れていない。ニヒルで辛辣なネフからしばしば毒舌を浴びせられたり小馬鹿にされたりもするが、彼女の持つどこか危うい雰囲気が気になっており嫌いになれない様子。また、自然物にかける慈愛と思いやりの深さを心から尊敬している。最近はコミュニケーションのきっかけとして、植物に精通したネフに薬草や自然由来の薬について教わることもある。

 年齢の割に背が低く童顔なため、初対面の人間からはなかなか成人男性として見てもらえない。加えてギルドの仲間内からは「ちびウス」とからかわれることもしばしば。
 幼い頃から、なぜか犬を極度に怖がる犬恐怖症。小さな子犬がすり寄ってきただけでも大袈裟なほどに怯え、パニックになってしまう。アル自身も理由が分かっていないが、曰く「犬を見ると、どんなに小さくて可愛い子犬でも途端に怪物に見えてしまい恐くてたまらない」とのこと。

 育ての親である医者の手伝いをしていた時期が長かったため、身の回りのことはこの年齢にしてはしっかりしている。
 こう見えてお菓子作りが得意で、休日は色々なお菓子作りに挑戦してはレシピを広げている。得意なのは母から教わったブリオッシュ。料理は人並みにはできるが、現在勉強中。好物はチーズたっぷりのグラタン
 アルが7歳を迎えた誕生日に、父が「お守り」としてくれた銀の弾丸(シルバー・バレット)のペンダントを肌身離さず持っており、いつか父が帰ってきてくれることへの祈りを毎日込めているという。

 <癒し手(ヒーラー)>の母クリスタリア(クリス)と、ギルドで一番の<狩人(ハンター)>であった父アダマント(アダム)に愛されて育った。両親の、息子に対する純粋で強い祈りと愛情が身を結び、アルは世界でも稀有な「生まれながらに<ミステリアジェム>を宿して生まれた子供」だった。両親の清らかな愛により宿った宝石は「白銀(シルバー)」。穢れを祓い浄化する力に優れた、とても清らかな力の宝石だった。そのためか、アルは父のアダムよりも煌めく白銀髪と、母のクリスよりも深い色の青目という神秘的な見た目をしていた。

 しかし、そんな稀な経緯でその身に<ミステリアジェム>を宿したアルは、幼い頃から自らの意志に関係なく様々な人()らざるもの―ごく普通の動物や精霊、害のない小さな<マモノ>―を引き寄せてしまいがちだった。そんな体質が仇となり、アルは4歳の時に大きな事件に巻き込まれてしまう。

 幼い頃のアルは、母クリスの手伝いをよくしていたため手先はそこそこ器用で、物覚えも良い方であったが、運動神経の方はどちらかと言えばどんくさかった。しかし、それでも父アダムのように強く勇ましくなりたいと憧れを抱き、アダムから短剣の扱い方を一生懸命教わっていた。

 その日もアルは、アダムがこしらえてくれた一対の木製の模擬短剣を使って自主練習をしていた。本当はアダムが手ほどきをしてくれるはずだったのだが、急に任務が入ったらしく出かけていってしまったのだ。ちょっぴり落ち込んだアルだったが、父が帰ってきたら練習の成果を見てもらおうと、一人で練習に励んだ。
 しかし、練習する中で手が滑り、アルは短剣の一本を遠くへ吹っ飛ばしてしまう。そして間が悪いことに、その短剣が飛んでいった先には一匹の大きな犬がおり、木の短剣を棒きれとでも思ったのか、咥えて持ち去ってしまった。
短剣を持っていってしまったのが大きな犬であったことはアルもしっかりと目撃していた。しかし、アダムが自分のために作ってくれたお気に入りの短剣を持っていかれてしまったことで焦り、アルは慌てて犬を追いかけた。

 気が付くと、アルは近所にある巨大な闇深い森、別名「黒い森」へやってきてしまった。
そこは、恐ろしい獣や<マモノ>が棲んでいるから近づいてはいけない、と両親から固く言われている場所だ。しかし、アルの頭は短剣を取り返すことでいっぱいだった。両親の言いつけはもちろん引っかかったが、それでもアルは森へ足を踏み入れた。森は暗く、入り組んでおり、幼いアルはあっという間に迷ってしまった。諦めて帰ればよかった、と今更な後悔をして半べそになりながら彷徨っている時だった。短剣を持ち去った大きな犬が再び姿を現したのだ。

 「いぬさん、ぼくのけんをかえしてください!」
 必死に訴えるアル。すると犬はこちらへ近づいてきた。言葉が通じたのだろうか、と思ったのもつかの間。犬は急に地を蹴り、アルに飛びかかると地面へ引き倒した。犬だと思っていたそれは、運の悪いことに<人狼(ウェアウルフ)>だったのだ。<人狼(ウェアウルフ)>はアルを獲物としてロックオンすると、狼に変身して彼の持ち物を奪って逃げ、完全に人気の無いところまで誘導して襲ったのだ。

 <人狼(ウェアウルフ)>は、アルに宿る<ミステリアジェム>の気配を察知していたようで、狼の姿のままアルの首筋に噛みついた。そうすることで、アルに宿る<ミステリアジェム>を抉り出して自分のものにし、力を得ようとしたのだ。しかし、アルの持つ<ミステリアジェム>は「白銀」。悪意ある<マモノ>をはねのけ浄化する力を持つそれに干渉しようとした<人狼(ウェアウルフ)>は、逆に傷つき苦しんだ。
 怒り狂った<人狼(ウェアウルフ)>は、怯え痛がり泣き叫ぶアルに再び噛みついた。今度はその牙に呪いを込めて。その呪いは「噛みついた相手を自分と同じ<人狼(ウェアウルフ)>に変える」というもの。この<人狼(ウェアウルフ)>はどうにかしてアルの持つ<ミステリアジェム>が欲しかったようで、自らが得られないのなら持ち主を自分の同胞に変えてしまおうという魂胆だった。

 2度も噛みつかれ、アルは激しい痛みと恐怖の中意識が朦朧としていた。「ああ、しぬんだ」と漠然と悟り、意識を手放そうとした時。自分を押さえつけていた<人狼(ウェアウルフ)>が急に激しい苦しみの声を上げ、逃げるように立ち去っていった。代わりに現れたのは、黒い服に身を包んだ黒い長髪の男性だった。髭を生やしており、父よりも年配に見えた。
 男性は何も言わず、アルを抱え上げると走り出した。「死ぬんじゃないぞ」と、抑えながらも焦ったような声で話しかけてきたのが聞こえたのを最後に、アルは意識を失った。

 次に目を覚ますと、白いベッドの上だった。目覚めたアルに気が付いたアダムとクリスが泣きながら抱きしめてきたのを、アルはまだぼんやりした意識の中で感じていた。

 そこは、アダムの友人でありアルの主治医でもあった魔術医・ケヒトの診療所だった。何でも、アダムがクリスから「アルが怪我をして帰ってきた」と連絡を受け慌てて帰ると、アルはクリスの応急処置を受けながら死んだように気を失っていたという。<癒し手(ヒーラー)>であるクリスですらどうにもならない状態だったため、両親はアルをケヒトの許へ連れていき治療してもらった。
 ケヒトはアルが<人狼(ウェアウルフ)>に呪いの牙で噛みつかれたことを察知し、怪我の治療と同時にアルにかかった呪いを弱める治療も行った。ケヒトはその身に<ミステリアジェム>の「赤鉄鉱(ヘマタイト)」を宿す特異体質者で、「触れた者の血を清める指先」を持っていたのだ。
 ケヒト曰く、アルの身に宿っていた「白銀」の力が最悪の事態―その場での人狼化や拒否反応による死亡―を回避したのだという。ケヒトはその力でアルの身の呪いを弱体化させた。が、呪いは強力で完全に消滅させることはできなかった。
「今は力を弱めたから問題ないだろうが、いつか呪いが息を吹き返すかもしれません。すみません、私にできるのはここまでです」
 名医と名高いケヒトの能力をもってしても不安は残った。それでも息子の命が助かったことにアダムもクリスも深く感謝し、心から喜んだ。

 しかし、アルはその日の出来事……狼に噛みつかれ死にかけたことが大きなトラウマとなり、しばらくは何事にもひどく怯え、食事すらまともに取れなかった。眠ろうとすると「あの狼が夢に出てきて自分に噛みつき、噛みつかれた自分は狼に変わってしまう」と言って恐がり眠ることも出来ない。アルは一命を取り留めたものの、日に日に弱っていってしまった。

 その衰弱した心身ゆえか、弱体化したはずの呪いがアルを本格的に蝕んだ。ある時から、アルは月光を浴びると獣のように叫び、暴れ、家中を荒らした。止めようとした両親のことすら、獣のように鋭くなった牙で噛みつき、爪で引っ掻いた。
 アルが宿す「白銀」は邪悪な力をはねのける力があるため、本来はここまで呪いが深刻化することは無いはずだった。しかし、まだアルは4歳と幼いゆえに<ミステリアジェム>そのものも未熟なこと、加えてアル本人の心身が衰弱していたことが重なり、呪いの進行が重篤化してしまったのだ。

 手に負えないほど暴走するようになった息子の姿に心を痛め、両親は苦渋の決断を下す。
 それは、「アルに宿る『白銀』の力を利用して、呪いを封じ込める」こと。
アダムは<ミステリアジェム>を宿す強力な特異体質者であったし、クリスは一般人だったが優れた<魔法>の力を持っていたため、二人の<魔法>で人為的にアルに宿る「白銀」の浄化の力を増幅し、呪いを封印しようという計画だった。しかし、そうしてしまえばアルは「白銀」をその身に宿しながらも力を使えなくなる。また封印も万能ではないため、いつまで呪いを食い止められるか分からない。封印が解けてしまったその時には、アル自身が何とかするしかないのだ。

 天からの授かりものであるはずの「白銀」の加護を奪うことになってしまうのは忍びないが、そもそもアルはこの特異体質のせいでこんな目に遭ってしまった。息子の命が脅かされるくらいならば、こんな力は無い方はいいのだろう。そう結論付けて、両親は複雑な思いの中、息子に封印を施した。

 その日以来、アルが暴れることは無くなった。しかし、封印の反動だろうか、アルは4歳の時の記憶だけがすっぽりと抜けてしまい、今でも全く思い出せないという。また、狼へのトラウマは「極度の犬恐怖症」という形でその身に残ることとなるが、アル自身はどうして犬が怖いのかもちろんわかっていない。
 また不思議なことに、あんなに運動が苦手だったはずのアルは、アダムが驚くほど俊敏な身体能力すら手に入れた。短剣の扱いもめきめきと腕を上げ、7歳頃には本物の刃物を使わせても全く問題ないほどの腕前になった。

 そんなアルが7歳のある日。
 アダムがとある<吸血鬼(ヴァンパイア)>に会いに行くと言って家を出た切り消息不明になってしまった。
クリスはアダムがいなくなった分も家を支えようと奮闘したが、長くは続かず病と過労に倒れ、ケヒトの病院へ入院。身寄りがなくなると、ケヒトに引き取られて育つことになる。ケヒトの許で手伝いをしながら、アダムも所属していたギルド<エトワール・オルドール(秩序の星)>への入職試験の勉強や戦闘訓練を受けた末、18歳の時に試験に合格。希望していた<アンデッド課>の<狩人(ハンター)>となった。

 アルが<アンデッド課>の<狩人(ハンター)>になったのも、また<吸血鬼(ヴァンパイア)>について詳しく学んだのも、父の手がかりを知っていると思われる<吸血鬼(ヴァンパイア)>を探すためであり、必ずしもアンデッドや<吸血鬼(ヴァンパイア)>を憎んでいるわけではない。

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