Missing thumbりざさんずさんの創作っ子
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ハデス

高潔な魂を持つ心優しい冥界神

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プロフィール

登場作品
【メメント・モリ】
年齢
外見年齢25、6歳
誕生日
2月29日
性別
血液型
A型(タイプ)
身長
165~170㎝
出身地
<神世界>
一人称
二人称
お前 貴様
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【概要】
 死すべきもの(人間や寿命のある多くの命)が死んでから辿り着く場所…<冥界>を統治し管理する神。神の中でも不老不死を持つ<(せい)(じん)>という部類に入る。

 <冥界>にやってくる魂の善悪を裁く裁判長であり、「死」という絶対の(ことわり)(おびや)かされないように常に地上を視ている監視者であり、<冥界>という死者の世界をあまねく統治する王でもある。
 彼の裁量で裁かれた魂のうち、【徳高い数少ない魂は<楽園(エリュシオン)>へ、悪徳な数少ない魂は<奈落(タルタロス)>へ、そのどちらでもない数多(あまた)の中立的な魂は<冥界>に残る】と言われている。

 <地上>に伝わるあらゆる物語や語り継がれる詩歌などに語られるほど名の知れた神でもある。
それらによると、「死をもたらす冷たき血の黒い神」「冷徹にして冷酷、無慈悲にして冷血」「高貴も下賤も、老いも若きも、男も女も、彼は平等かつ公平に死を与える」など、その恐ろしさが強調されている。見た目については諸説あるが、「闇に()ける不気味な漆黒の髪、瞳は血の(あか)にも似た色彩」という言い伝えが一般的。
 しかしこれはあくまでも地上の者が語り継ぐ伝説の中での彼の姿である。

【性格】
 無表情で寡黙で常に冷静沈着なため、冷血漢と思われがち。加えて冥界神という「死」に関わる神格と仕事柄ゆえに、他の<(せい)(じん)>や多くの生命から疎まれ、同時に畏怖されている。

 しかし、実際は生真面目で心優しく、賢く、純真かつ高潔な魂の持ち主。上に立つ者らしく思慮深く、裁判においても統治においても公明正大に振る舞う。基本的には「死」という世の(ことわり)を守っているが、時にはそれさえ曲げてでも死すべき者の最良の最期を実現しようとする、どこまでもまっすぐに死者の味方。その器の大きさは死すべき者からも好評で、死んでからハデスを慕う者も少なくない。
 他人には優しいが己には厳しく、自分にも仕事にもストイックすぎて部下を心配させることもしばしば。真面目かつ堅実で誠実なためツッコミ役が多いが、時に天然ボケを発揮することも。そのクールな見かけによらずもふもふしたものや小さな動物が好きで、たまに獣姿の部下たちをもふもふして癒されている。

【対人関係、嗜好など】
 ()つ首の犬の<魔獣>ケルベロス、双子の猫の<死神>レイスとヴィオスを部下として従えており、厚い信頼を寄せている。
 吟遊詩人のイシュトとは友人で、人間と神という関係ではあるが本音を言い合える仲。また、誰にでも平等なはずのハデスが唯一特筆して気に掛ける存在でもある。イシュトの同行人である<堕天使>のシオンからは「はーちゃん」と呼ばれ懐かれていることに少々戸惑い気味。同じくイシュトの同行人であり、<吸血鬼>でありながら心優しいキイのことを心配している。

 亡くなった旧友、星と音楽の神ルスランには特別な感情とそれゆえの深い後悔を抱いている。奈落の神タルタロスと楽園の女神エリュシオンとは義理の親子であり、離れている今でも育ての親として慕っている。花の女神ペルセポネはガールフレンドで、時々会っている様子。

 神なので食事は必要ではないが、冥界神となる前からシナモンのきいたアップルパイが好き。今でこそ身のまわりの世話はケルベロスに一任されているが、元々一人暮らしをしていたので自炊などはできる。
 生来お洒落には無頓着なようで、昔から私服は多くなかった。今では外出は皆無なのでスーツしか着ていない。唯一こだわっているのは髪を縛るリボン。
 音楽も好きで、イシュトの奏でる音楽を聴くのが密かな楽しみ。

 今でこそ一人称「私」のクールで温和な印象だが、冥界神となる前の一人称は「俺」であり、喋りこそ変わっていないものの若干荒れていたらしい。若い頃のことは本人にとっては掘り返されたくない、いわゆる黒歴史に当たるそうな。

 「誰も俺を理解しなくていい。理解など到底出来るわけないのだから。同情など、目障りだ」

 元は<神世界>という神々の世界に住む、特筆した神格を持たない<(せい)(じん)>、すなわち不死の神だった。
 しかしハデスは生まれながらにして、およそ<(せい)(じん)>らしくないものを幾つも持っていた。髪は闇に()ける不気味な漆黒、瞳は血の(あか)にも似た色彩、死人のように白い肌は血が通っていないのではないかと疑わしいほどだった。それだけではなく、ハデスは神格を持たないにも関わらず特異的な能力があった。それも、「死者の声を聴く力」「死者の魂を見る力」「死者と会話する力」「触れた者の生命力を奪う力」という、よりにもよって“死”や“破滅”に関する不吉な能力だった。
 神々の間では「“死”に関する能力は穢れた神の持つもの」と信じられていたために、両親に当たる夫婦神は自分たちも迫害を受けることを恐れ、その力を気味悪がり、まだ乳飲み子だったハデスは容赦なく捨てられた。
 衰弱していた幼いハデスは、(のち)に<奈落>と<楽園>を治めることになる<(せい)(じん)>タルタロスとエリュシオン夫妻に引き取られ、愛情深く育てられた。その甲斐あって、ハデスは非常に純真で心の優しい神へと成長した。
 しかし、若きハデスはまだ未熟だったゆえに能力を制御し、隠すことができなかった。ゆえに、その外見の特異さも相まって周りの神々からはこぞって気味悪がられ、誰一人として打ち解けることができなかった。それどころか、「黒き厄神」「呪われた子」「目を合わせると魂を抜かれる」など忌み嫌われ、根も葉もないうわさすら立てられる始末。ハデスは徐々に心を閉ざし、すっかり笑わない神になってしまった。そして、「このままでは父上や母上に迷惑がかかる」として二柱の元を離れ、独りでひっそり暮らした。
 そんな中、<神世界>最大の王国パンテオンを治めることとなった新王・ルスランとひょんなことから友人となり、その真っ直ぐな好意や誰にも見せない脆さなどを垣間見たことで彼にだけは徐々に心を開いていく。

 しかしある時、ハデスはルスランを、ある理由から意図的に不死を失わせて死なせてしまう。その罪状を咎められ、穢れ仕事とされていた冥界神の神格を押し付けられて<神世界>から追放される。本人も、永遠の命にこだわり続ける神々の愚かさへの失望と、無二の友人であったルスランを死なせてしまった自責の念から、自ら<神世界>を去った。

 実は、初代冥界神である、「宿命」と「死」の神格を持った古代神ファトムの<転生>した姿で、同じ魂を持つ。ゆえに、前述した特異な能力―「死者の声を聴く力、、「死者の魂を見る力」」、「死者と会話する力」、「触れた者の生命力を奪う力」―を生まれつき備えており、死すべき者とコミュニケーションが取れる唯一無二の神。ファトムと同じ深紅の瞳は魂の性質を正しく見抜く事ができる。多くの神がその業務の凄惨さに耐えられず心を病み逃げ出した冥界神の仕事を問題なくずっと続けられるのも、冥界神への順応が早かったのも、前世ゆえのこと。とはいえ、本人は前世の記憶は全く覚えていない。

【無表情の理由】
 ハデスは決して無感情なわけではない。むしろ感受性は(ひと)(きわ)強く、純真な心の持ち主である。それでも表情がほとんど動かないのには理由がある。
 死者を裁き導くという仕事は、死者の抱く生前のあらゆる感情―喜びや幸せだけではなく、悲しみや憎しみや苦しみまで―全てを受け止め、瞳の力で魂の善悪の性質を見分けるため疲労が尋常ではない。ゆえに不死とはいえ体調を崩したり精神が追いつめられることは稀ではない。それだけではなく、死者の向けてくる感情全てを無批判に受け止め<共感>するために、己は私情を表さないようにと抑え続けた結果、徐々に表情が乏しくなってしまった。

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