5f586ab0cd12e32f7c5c585541451b59鶯舌さんの創作っ子
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大蛇様

「汝なんぞには興味すら湧かぬ。さっさと去ね。」

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プロフィール

フルネーム
????
登場作品
憑きもの筋道
年齢
不明
性別
身長
178cm
体重
65kg
出身地
曰本
一人称
儂(わし)
二人称
主(ぬし)、汝(うぬ)、○○(呼び捨て)
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キョウ様のお家に元々憑いておりました「蛇」でございます。
「大蛇様」という名は真名ではなく、初めて蟒蛇家にお憑きになっていた際にそうお呼ばれしただけの事です。
そこまで教えたくないのでございましょうか、真名も正体も明かそうとしておりません。
雪の様に色白い肌と御髪、焔の様に赤い瞳をお持ちです。

彼の者はかつて旨い酒と麗しい女を大層好み、それを咎めたある者に剣で切り刻まれた過去がございます。
今ではかつての行為を悔いておりますが、当時の荒れ様はとても酷いものでありました。
逆恨みとのようなその感情を抱き続け消えてしまわんとしたその時、その男と出会いました。
その男は何とも貧相な身なりで、彼の者すら哀れな意を抱いた程でございます。
骸の様に青白くなってしまった肌と髪、眼はこれでもかと赤く泣き腫らしておりました。
しかしその男は笑っておりました。
優しい笑みで微笑んでいらっしゃいました。
そしてなんという偶然でしょうか、その男もあの男に殺されたと申します。
彼の者は興味をそそられその男が殺された事について問いましたが、それはなんとも酷いものでした。
彼の者は自業自得故に殺められましたが、その男に至っては殺められる謂れは毛程もありませんでした。
何故殺められたのかと問われその男は、
「あの男に何もかもを奪われてしまったのですが、私がそれをどうすることもできませんでしたので、この様な末路も仕方のないことなのです。」
と答えました。
彼の者は当然の罰に怒りを覚えておりましたのに、その男は謂れもない罰を怒ることすらなく受け入れていたのです。
泣き腫らしている理由を問うと、ただ自責の念に駆られていたからとの事でした。
彼の者には理解が出来ませんでした。
当然です。その男は周りも呆れる程のお人好しだったのです。
その優しさで自身の首を絞められる事も厭わない程自己犠牲の激しい男でした。
その優しさ故に騙された事も多々あったそうです。
しかしその男は才も地位も当時あったものですから、上手く乗り越える事が出来ていたようです。
しかし、その運も尽きたとその男は申しております。
そんな男でも唯一怒りを覚えた事はあるようで。

自身が生涯の伴侶として迎え入れた女を奪ったのに、今は違う女を好いている事でございます。

その事をお知りになったのは、その女が事切れてしまった後でございました。
そればかりは到底赦す事は出来そうにないと、その男らしからぬ鬼の様な形相でもうしておりました。
その形相は、彼の者が今までに見た事が無いような、とてもとても恐ろしいものでございました。
そうして身の上話を互いに済ませ、一人と一匹は手を組む事と致しました。

その男が優しい男から鬼のように恐ろしい男へと転じたのは、後にも先にもこの瞬間だけでございました。

全ての事を終えた時漸くその男は名を名乗りました。
本人が言いますには、疲れ果てていたせいか全くもって忘れていたとの事です。

その男は名を蟒蛇 八雲と申しました。

彼の者は八雲様を大層気に入ってしまったようで、お前と共に歩みたいと申しました。
怒る理由も失せたので心置き無く消えれると思ったようですが、八雲様と別れるのは惜しいとお思いになられたようです。
それを聞いて彼の者に見せた中で一際嬉しそうに大笑いして、八雲様はそれを受け入れなさいました。

そうして大蛇様と名を改め、八雲様の家系であった蟒蛇家は「憑きもの筋」となりました。

そして八岐大蛇というその彼の者の真名を知る者は、今の所は八雲様のみでございました。

キョウ ・・・かつて出会った男の様に大層人の出来た女よ。
儂の女だ。誰にも渡すものか。

小童 ・・・何とも喧しく扱いが難しい事この上ない。
キョウに似た境遇である様な事は確かに解るがな。

女狐 ・・・何とも好かん女よ。キョウの様にあればまだ良いものを。
まさか、この女があの男のなあ・・・

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